2024年4月18日(水):例会

「国民的飲料から国際的嗜好品へ~15カ国で日本茶セミナーを開催してきた北欧出身の日本茶専門家が語る日本茶の将来~」

日本茶専門家・日本茶伝道師・日本茶コンサルタント
Brekell Oscar(ブレケル・オスカル)様

本日は、日本茶専門家・日本茶伝道師・日本茶コンサルタントであらせられるBrekell Oscar様をお招きして、お話しいただきました。Brekell様は、スウェーデンのご出身で、珈琲が主流のスウェーデンでは珍しい紅茶派でいらっしゃったのですが、高校のときに日本文化に興味をもち、初めて緑茶を飲まれたそうです。最初に飲まれた緑茶は抽出時間や温度が合わず苦みの強いものでしたが、色々工夫されることで美味しいお茶を淹れることができ、色んな種類の茶葉を試されているうちに日本へ来日され、そこから日本茶のスペシャリストの道を志されました。今日の例会では、静岡の丸子にある本州で最も早く新茶の摘み取りができる茶葉を用いて、淹れ方の異なる2種類のお茶を振舞って頂きました。1杯目は氷水で水出しされたもの、2杯目はお湯で入れて頂いたものです。淹れ方次第で風味も香りも変化するお茶は、色んなポテンシャルを持っています。お茶を通じて日本の魅力を再発見することができました。Brekell Oscar様、貴重なご講演誠に有難うございました。