2023年4月20日(木):例会

「御所人形と伊東家のこれから」

御所人形師 伊東庄五郎様

本日の託話は、江戸時代から三百年続く、御所人形師・伊東久重十三世の伊東庄五郎様をお迎えしました。御所人形が五等身から、三等身になり「可愛い」の時代と共に変遷してきました。そして、御自身が二等身半の御人形を制作するようになり、制作には30年に渡り桐の木をねかせ、1年かけて彫り・塗り・磨き・顔入れといくつもの工程を経て完成に至ることに驚嘆いたしました。国内・海外の展覧会は2年毎に開催され、家業として家族全員が仕事に向き合って来られ、御自身から息子さん達へと繋ぐお話しもされました。
伊東家は、お祖母様が四代に渡って御衣装を創られ、お父様もダンディーで、素敵な御家族です。